よく言います。
「気付きなさい」

「気付く」という事を、よーく考えてみました。
これは、分かる様で意外と良く分からない方が多いかも知れません。


Photo credit:See-Through / scabeater

私もよく使いますし、スピリチュアル系には、必ずと言って良いほど出てくる言葉です。
実際、私もそれに関する記事も書いてましたし…。

 記事:不安・恐怖について

 記事:道とは何か 早く気付きなさい!

ニュアンス的には何となく分かるのですが、一体何に気付けば良いのか「具体的に」と言われれば…いかがでしょうか。

スピリチュアルや宗教などに興味がない人。
そういう人に、「気付きなさい」と言ってもおそらく何のことだか、さっぱり分からないと思います。

 何に気付けば良いの?
 どうすればいいの?

…だと思います。
無責任に私も「気付きなさい」などの記事を書いたりしたので、もう一度お話したいと思います。


気付きとは何。
いろんな事を想像されると思います。

 自分が今まで、やってきた行動や行ない?
 それとも、これからやろうとする目標や計画でしょうか?

いいや、そうではないのです。

以前にもお話しましたが、

「いま、を意識しなさい」という事なのですよ。
要するに「自分自身」に気付けということです。

では、なぜ、いまに意識するのかです。
「いま」というこの瞬間は、エゴも何もない不安恐怖が存在できない瞬間です。

善悪で例えるなら、善も悪も無い瞬間。
人生の分岐点でいうなら右でも左でも、上でも下でもない中立の道を指します。


Photo credit:See the Future / ehsank

極端に言えば、いま生きているのは、「いま、この瞬間」なのですよ。

確かに「いま」はずーっと続いている様に感じるから、瞬間、瞬間には感じられないかも知れません。
しかし、「いま」とは「いまのこの瞬間」が次つぎと連続している状態なのです。

なので、いまのこの瞬間を意識するのは、簡単な様でなかなか習慣付けが出来ない。
やろうと思う意識がなければ、「いま」に集中出来ない事だからです。

しかし、「いま」を理解することによって、ものすごい気付きが得られるのは確かです。

人は、何かを考えたり、悩んだりしている時は、ほとんど未来や過去に行っています。
「いま」には居ないのです。

 会社での売上や利益のこと。
 仕事で失敗したことや怒られたこと。
 家族や自分の健康や将来のこと。
 仕事が終わったら何しようか。
 今日の夕飯や買い物のこと。

これらはすべて過去か未来です。
しかも、しかもですよ、未来については実際に起こるかどうかも分からない心配をしているのですよ。

こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようと心配し、不安を高ぶらせているのです。
そうしているうちに宇宙の法則がかぶってくるのですが…。

今までお読みになった読者の方なら、それはエゴだと理解されましたよね。

なんだかんだ言って、正直私もそうですよ。
みなさんと同じことを、悩んだり考えたりしています。

違うのは、それを観察し、その都度流して感謝をしているということです。
…時々忘れますが(汗)

でも考え、落ち込んだときは自然と流せているのです。

では、具体的に、いまを意識するにはどうすれば良いのか、
何度も記事にしていますが、いま自分が行なっている行動を見る。
それが一番です。

歯を磨いているなら、いま私は歯を磨いているんだ。
服を選んでいるなら、いま私は服を選んでいると。


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いまやっている、「行動」を意識する。
この行動を見るだけで、「いま、この瞬間」に居れるのですよ。
この瞬間には過去も未来も、不安も恐怖も何も存在しない。

普段は仕事をしたり友達とお話したりと、気持ち的に見れないかも知れませんが、自分一人になった時にでもやってみましょう。

出来れば習慣にしてしまうことです。
慣れてきたら、こんどは感情を見るように頑張りましょう。

 いま私は笑っている。
 いま私は怒っている。

お分かりですか?

そうです、これは想念観察です。

観察とは、いまに居る。
そういう事なのです。


では、なぜいまに居るのが良いのか。

不安恐怖が存在出来ない。
エゴも存在出来ない。

それだけではありません。
以前、ご説明した仏教での無常という教え。

 記事:天照大神 真実を映し出す

無常とは、前回の記事にも書きましたが、もう一度お話します。

この世のあらゆるものは少しづつ変化をして行く。
人はもちろん、ものも、周りの風景や宇宙さえ少しづつ、しかも確実に変化していきます。

この変化や風化というものを認めなさい、ありのままを見なさいという仏教の教えでしたよね。


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人は時間と共に年をとり、シワも増え老化が進みます。
このりんごもそうです。

いくら綺麗に化粧しようとも、いくら体力を付け体を鍛え続けても、少しづつ老化し最後には死を迎えるのです。
誰一人として、それに抵抗し逆らってもかなわないのです。

自然です。

それを素直に受け入れる。
ありのままの現実を認めたときの気持ちとは、非常におだやかで、やすらぎを覚えるのです。

それは、心の抵抗というものが無くなるからです。
いまを意識するという事は、自分を観察することと同時に、心の抵抗を拒絶をなくす。

禅やヨガなども同じだと思います。


例えば「頭にきた」
あなたの上司がミスしたのを、部下である私のせいにされた。
要は責任逃れで、あなたに責任転嫁したのです。

非常に腹が立ちます。
でもここで、いまを意識するのは非常に難しいです。
私もまだできていません。

 記事:覚醒者と盲目者

なので、気持ちがある程度落ち着いてきたら、その後で「いま」を意識すれば良いのです。

 いま私は怒っている…。
 あの上司のおかげで散々な目にあった…。

いまの考えている事を意識するのです。
…するとスーッと怒りがおさまります。

荒々しい気持ちが落ち着いていくのが分かると思います。
その気持ちとは無常での心の抵抗がおさまった時の感覚と同じ感覚です。


精神世界はハッキリ言って難しいです。
絶対こうだって言うものは無いのかもしれない。


Photo credit:moment / from_drawing

一番確かなのは、

たくさんある中、自分が試してみて気持ちのいいもの。
要するに自分の心が喜んでいるものを選択して下さい。

自分のこころが一番分かっているのですよ。
本当の自分がです。

エゴにじゃまされてはいますが、、ちゃんと自分とつながっているのです。


続きは次回に

※記事中の<Kさん>のお話、あるいは書物などの転載内容は、ほんの一部分です。
興味のある方、詳しく知りたい方は、FUJI日本のホームページをおすすめ致します。

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「不安・恐怖」により、ついつい悩んでしまいエゴに左右されていた自分を「想念観察・感謝瞑想」によって不安・恐怖が存在できない「いま」に集中できる事を教えていただいた○○様、そして「FUJI日本」のグループ並びに、ご担当者様に深く感謝いたします。

想念観察を広めるグループ!FUJI日本



一人でも多くこの記事を知ってほしいので、よろしくお願い致します。
いつもありがとうございます。