一般的に幸福ではないこと。
良くない事が起こることを不幸と言います。
例えば、
身近な人が亡くなった。
これも不幸なことです。
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この間、私の知り合いが亡くなり、葬儀に行きました。
周りから声が聞こえてきます。
「まだ若かったのにねぇ」
「なぜ死んだのかねぇ」
「やり残した事もあるだろうに…」
私よりかなり若かったので、確かに早い死だと思います。
ただ、私はすでにスピリチュアルの世界について学んでいます。
学んでいると言っても、まだ知らない事も沢山あるし、スピリチュアルをほんの少しかじっているだけですが…。
それでも、考え方は以前と比べると大分変わってきました。
この知り合いの死について、周りから聞こえてくる声は私からしてみれば、まったくの無意味と感じました。
なぜなら、
人は、一人ひとり、この世に来た目的や目標が違うと分かっているからです。
自分で自ら選んで、その目的や目標に向かって体験してきたのです。
そして、何の為にここに来たのか知ってしまったからです。
その人にとって、やり残しがあったのかも知れないが、それはそれでその思いを体験したのです。
すでにその意識体は、完全に成就したということです。
自分の選んだ日々を送ってきた人生だったのです。
周りで泣く人もいますが、
霊的に見れば次元が変わっただけで、しばらくはすぐ近くに居るんですがねぇ…。
でも肉体から離れてしまえば、自分が自分であるという意思表示はもう出来ないだろうし、当然周りの人は死んだ肉体は単なる屍であり「永遠の別れ」と思っているでしょう。
意思の疎通はできないし、別の次元に行ってしまったから当然、別れと感じるわけです。
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私は病院という人の死を頻繁に感じる現場にいて、必要ならば病室に入り点検や修理などをしなければいけません。
最近では患者さんを見た時、感じるものがあります。
顔色や声の力の弱さもありますが、部屋の雰囲気や気配、想念みたいなものを感じる時があるのです。
もちろん霊的、スピリチュアル的なことです…。
霊感のある看護師さんなら、なお一層感じていると思います。
実際、人の死をこんなにも身近に感じる環境に立つとは思いもしませんでしたが…。
以前にも書きましたが、
浮遊している想念に合わせてしまうと、同調してしまう。
それは経験済みなので常に高くセットしています。
記事:前回の記事をもう一度考える
あの時の気分は最悪でしたからね。
なので、変な雰囲気を感じる時はありますが、今は同調することはありません。
浮遊している想念のお話し続きですが、季節外れの少々怖いお話。
私の恐怖体験をひとつ。
私がビル管理会社に勤めていた時のお話ですから、まだスピリチュアルをよく知らない頃のお話です。
私が管理していたビルの一つで、スナックばかり入っている地下1階地上3階建ビルでの出来事でした。
そこの管理人が急病で代務員が見つからず、その日の夕方から翌朝まで私が代わりに入る事になったのです。
階段で地下に降りてドアを2つ開け、その奥に管理人室があります。
地上はにぎやかですが、地下に続く階段を5段くらい降りるだけで、非常に寂しい空気に変わるのが分かります。
ビルによくあるお話、
そうです、「でるから気をつけて」です。
休んだ管理人さんは全く霊感が無く、毎日平気で仕事をしているようでした。
私も霊感が無いし、過去幽霊を見たことは一度も無いので大丈夫だと軽い気持ちで考えていました。
でも、私は結構怖がりなのです。
霊感は無いし、見たことも無いという思いだけが安心感を少し高ぶらせ、管理人室へ続く階段を降りて行きます。
やはり気持ち悪い…。
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特徴として、地下に2枚あるドアのうち1枚目、要は最初のドアは開けても閉めても必ず「キーー」と音が鳴るのです。
どんなに静かに開けても、どんなにゆっくり閉めても必ず鳴るドアです。
何度、油をさしてもダメで、すぐ音が復活する不思議なドアです。
それは耳に刺さるイヤな音で、結構頭に残ります。
なので管理人室に居て音が聞こえたら、姿が見えなくても誰かが来たんだと、すぐ分かるというわけです。
逆に予知できるから妙な安心感がありますが…。
1枚目のドアと2枚目のドアの間はチョットした6帖くらいのスペースがあり、トイレのドアが横にあります。
トイレのドアを開けば、目の前にすぐ便器があるということです。
そのスペースはガラーンとしていて、何もありません。
その広さが逆に気持ち悪い。
なぜなら、以前その部屋に製氷機があったのですが、壊れて撤去したからです。
なので、トイレに入ると一枚目のドアのイヤ〜な音は部屋中に響き渡り、まともに聞こえるのです。
前置きがチョット長かったですね(汗)…。
結構、我慢していたんですが深夜2時ごろですか、お腹がニヤニヤしてきて私はトイレに行きたくなりました。
よりによってここでか…。
何でここで…。
そう思い自分のお腹を撫ぜ回しました。
なんとか引っ込んでくれないかなー。
イヤです、お腹からの返事がすぐ来ました。
しかたない、私は意を決し、トイレへ行くことを決めました…。
ここの管理時間は朝までで、仮眠はありません。
飲み屋のビルなので、夜中に何が起きるか分からないからです。
その間、誰もここへは来ませんでした。
当然ドアの開く音も聞こえません。
よって、この地下には誰も居ないということです。
管理人室のドアを開け、外を確認。
やはり、誰もいません。
私は気持ち悪いと思いつつも、トイレに入り用を足します。
トイレに入り、3分くらい経ったでしょうか…。
…。
いきなり、足音が聞こえてきました!
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私は青ざめました。
自分の顔を見たわけではありませんが、おそらく青ざめていたでしょう。
なぜなら、1枚目のドアの開く音「キーー」が無かったからです。
キーーの音が無いということは、誰もここには入って来ていないということです。
それでもなおかつ足音が聞こえる。
イコールそれは幽霊だと私は即、理解しました。
その足音はコツコツと部屋のスペースをぐるぐる歩き回っている様に響き続けています。
感じとしてはハイヒールの様な、硬ーい足音でした。
私はどうすることも出来ずに、ただパンツを下ろしたままジーッと座っているしかなかった。
下手にペーパーを取り出す音や、衣服のこすれる音を出し、トイレに居ることをさとられたくなかったからです。
このトイレのドアをノックして欲しくなかったのです。
恥ずかしいとかカッコ悪いの次元ではありませんよ。
とにかく、「どっか行ってくれ」それだけでした。
なにしろ私の目の前の、この薄っぺらいドア一枚隔てた向こう側に、得体の知れないものが動き回っているのだから。
その足音は部屋中をぐるぐる、7〜8回まわって突然止まりました。
私は、怖くてジーッとしていましたね。
…。
足音が消えて3分くらい経ったでしょうか、何も聞こえてこないし変化もない。
…しばらく動かず様子をうかがっていました。
なぜなら、仮に幽霊ではなく、人間だったら、この部屋から出るのにドアを開ける例の音が必ず鳴るはずだからです。
いくら待っても音は聞こえてこない。
もしかして、逆に2枚目のドアの管理人室の方へ行ったのか?
管理室のドアならば音は鳴らない。
…色いろ考えたあげく、
このままではしょうがないので、トイレを出る準備をしました。
私は、意を決しトイレのドアを開けた。
Photo credit:Door / alicejt
…。
誰もいない。
ふー。
まずは一安心。
管理室はどうだ?
誰もいない。
では1枚目のドアはちゃんと音は鳴るのか?
ちゃんと鳴るのか、というのも変な言い方ですが。(汗)
「キー-」。
やはり鳴るーっ!
…。
結果、あれは幽霊でした。
幽霊が突然ドアを開けずにすり抜けて入ってきて、トイレ前のスペースをくるくる歩き回った。
そしてドアを開けずにすり抜けて帰って行った。
そうとしか考えられない。
これが私の過去にして最大の恐怖体験です。
でも、そのとき幽霊は見ていないので確信はできませんが、私としては絶対幽霊だと思っています。
…。
もしかして、見えていないだけで、私と一緒にトイレに入っていたとか…。
今思い出しても、ゾッとします。
みなさんも気をつけて下さい。
続きは次回に
※記事中の<Kさん>のお話、あるいは書物などの転載内容は、ほんの一部分です。
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想念観察を広めるグループ!FUJI日本