これからお話することは水瓶座讃歌№43に載っていた、おそらくFUJI日本の会員さんと思われる方の手記です。
本来であれば手記はこのブログに載せるつもりはありませんでした。
ですがこの文章を読んで、どうしても一人でも多くの人に知ってもらいたい。
いま、自分がここに存在しているという事は、「本当に素晴らしいこと」なんだよと知ってもらいたい。
そう思い、名前を伏せてご紹介したいと思います。
もし、このことを書いたご本人が、このブログを読まれて気分を害されたならコメントを下さい。
即、消去します。
Photo credit:Disappearance / bbranko
水瓶座讃歌№43 参照
編集部 様
自分自身の発生を調べて頂いて有難うございました。
私は”転生なし””非物質界”と言う事で、どうやら”消滅組”のようです。
早速、想念観察を行ないました。
・・そんな・・・私は・・・私は消滅する・・・何で?どうして?
全然考えてもいなかった(完全に転生すると思い込んでいた)
私の意識が、数十億年の記憶が無に帰る・・・発生を知りたかったのに、発生はそっちのけで消滅することに動揺している。
もう今回で最後なのだ。
自分を意識する事も、宇宙に感動する事も、自然の美しさを見る事も、風を感じ、いろいろな音や声を聞き、甘さや苦さを味わい、青空や星空や雲の流れを見ることも、花の薫りや厭(いや)な臭いをかぐ事ももうできない。
時を感じる事も、進化する事もないのだ。
悲しくなってきた。
皆んなが羨ましくなった。
結局、感謝だ、創造の一部だ、一体だ、自覚だ・・・なんだかんだと判ったつもりでいただけで、何も判っていなかった。
Photo credit:a story called hope... / kira_westland
帰り道で、執着と悲しみに飲み込まれていました。
そして次に湧き上がってきた想念とは、「素晴らしい!」だったのです。
失うと知って、初めて気付いたのです。
この世界の素晴らしさに!!
今まで当然のように思っていた大自然や人間、全ての存在、車窓から見える大宇宙の素晴らしさに、涙が溢れそうになりました。
喜びと悲しみが混在する不思議な感動でした。
有難う創造。
有難う地球。
有難うあらゆる存在。
存在させてくれて有難う。
今、この瞬間に、私は存在させて頂いている。
この瞬間、私は生かされている。
ただ、ここに居るだけで、こんなにもありがたい。
そうか、このことだったのだ。
今までは感謝している振りをしていただけだった。
エゴだの自我だの、優越意識だので苦悩していられる人が羨ましい。
それは自意識の存続が許されている人が取り組めるべき問題であり、贅沢な悩みとしか言えない。
勿論私も悩んでいた一人だが、生かされている事を忘れていたために、この結果だった。
羨望、自己憐憫、諦め、呆れ、様々な想念が現れてきましたが、それさえも有難く思われました。
痛み、苦しみ、悲しみを感じる事さえ愛であり、全てが愛だったのですね。
今頃気付くなんて・・・でも、気付かせて頂いて良かった。
Photo credit:Love / nina_pic
「私、最後の人生だから、こんなにいい人と結婚したんだね」って、主人に言うと、「そうだぞ~~、もっと尽くせよ~」だって。
自らの選択した事ですから、私が創造した現実ですから、責任とります。
少し残念ですが、思い当たる事もあります。
この現実をしっかり受け止め、一瞬一瞬に感謝していきたいと思います。
新たな未来を目指すか、立派なこやしを目指すか、時既に遅しかも知れませんが、やってみます。
今日、雪が降りました。
冷え性の私には辛い冬の半年間の始まりなのに、厳しく冷たい雪なのに、大地や木々を優しく包み込み、癒しているように見えました。
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編集部より
非物質界というのは、神界も非物質界ですし、意識のみで肉体を持たずに働いている存在は、人間よりも多いようです。
たとえば、地球を守る意識とか、星々の運行を監督する存在とか・・・◯◯さんはそのような存在になるのでしょう。
クリエさんも来世は非物質界の人間になるようで、肉体を持つには、エネルギー量が限界なのだそうです。
でも、勘違いして解釈したお陰で、真の愛と感謝が理解されて、貴重でしたね!!
編集部も読者の皆様も、◯◯さんと貴重な体験を共有出来て、良かった!良かった!
本当に宇宙の愛の配慮にはいつも頭が下がりっぱなしです。
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私は今まで、輪廻転生をする意識体(霊魂)を対象にお話を進めてきました。
意識体は不滅である。
意識体は進化していく。
そういう義務がある。
Photo credit:the cosmic dancer / spiritual_marketplace
そして霊界はそれに答える様に吟味し、しかるべき道へ再度送り続ける。
何回も何回も。
輪廻転生と呼ばれるものです。
◯◯さんは、死後、自分は消滅し無になると勘違いしていた様ですね。
聞かされた時は、ものすごいショックだったと思います。
編集部の回答にもありました様に、その勘違いのお陰で真の愛と感謝が理解されたとあります。
人間が真に理解する時期とは、
例えば◯◯さんの様に、どん底に突き落とされ初めて気付くのだろうか。
日常をただ繰り返している、なまぬるい環境の中で理解するのはチョット難しいかも知れない。
私にしても、真に理解してやってるのかどうか。
確かに感謝ひとつにしても、一生懸命やってる様で、その振りをしているのかも知れない。
自己満足というやつですね…。
周りの風景が別の様に見える、今まで見えなかったものに気付いたり感じたりする。
季節の風の匂いを感じたり、道端に咲いている小さい花に気付いたり…。
普段なら目に入らないチョットした事さえ見えてくる。
Photo credit:Roadside flowers, weeds and ex-flowers / nofrills
それは感覚の変化と言うより、限られた時間を思いっ切り感じ、大切にしたい。
それこそ「いま」にいる状態ではないかと私は思います。
意識して「いま」にいるのではなく、自然と「いま」を感じ取っていく。
おそらく、脳に何らかの変化が起こるのではないでしょうか。
人間の脳は謎が多いですから。
しかし、その一方で、
実際、その意識体によって消滅することを選択する、又はした意識体もいるのです。
記事:大エロヒム
創造神 大エロヒムのメッセージは、まさにその事をお話している。
それこそ、◯◯さんが勘違いしていた間、本心から出た言葉そのものの心境になるのではないのか。
何億年もの間、進化し続けてきた意識体が消滅を選択し無になる。
生まれ変わることをやめる選択です。
自分という存在そのものが無くなるのだから、目覚めも無ければ、死も無いということです。
私も、そのことを知ったら、やはり耐えられないですね。
確かに、今のこの意識はエゴですが、自分として認識した自分だけのものです。
なので五感で感じることや、考えること、愛を与えることも受け取ることも、自分として自覚出来ている。
Photo credit:Rhizome awardophilia . . / jef_safi
あなたではなく、親、兄弟でもなく、あくまでも私です。
今回の人生で死んでしまったら、次に生まれ変わる時には今の記憶はないでしょう。
しかし、少なくても生まれ変わったら、また自分として今と同じ様に、全てを感じ取ることが出来るわけです。
それが無くなるというのは、悲しいですよね。
究極的なお話ですね。
生命ではない、意識体というものが、この宇宙に存在する意味を根本から崩された様なお話でした。
なので、今ここで悩んだり、傷んだり苦悩していることを感じ取れること自体、贅沢なことかも知れない。
人生の中で最大の問題や出来事でさえ、それを感じ取れる自分が今いるだけ幸せかも知れないね。
それこそ、
「今、悩みの真っ最中です。
この人生どうしたら良いのか分からない…。
毎日が嫌でどうしょうもない。」
現実問題として壁にぶち当たっている方もいらっしゃるでしょう。
でも、それも考えようです。
そう考えれる自分がいるだけ「ありがたい」事であり、転生をやめた意識体からみれば、悩みなどそんなもの贅沢なことなのだ。
この三次元地球の、この町に人間として来れた以上、日々の出来事で楽しみ、悩み苦悩し体験として味わう。
それが意識体として進化する進むべき道なのです。
それが自分の望みだったし、叶ったことなのですよ。
それこそ「今」、自分がここに来る以前に、希望し、お願いし、やっとの思いで叶ったのです。
Photo credit:rhızomıng rεal▲vırtual plεats . . / jef_safi
そして自分の思った通りの現実がいくらでも無限に実現できる。
そういう「場」であるという事を忘れてはいけない。
何よりも、
自分がいま存在し、これから先も輪廻転生することが出来る「ありがたさ」を忘れてはいけない。
続きは次回に
※記事中の<Kさん>のお話、あるいは書物などの転載内容は、ほんの一部分です。
興味のある方、詳しく知りたい方は、FUJI日本のホームページをおすすめ致します。
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想念観察を広めるグループ!FUJI日本